2025年4月– date –
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今の時代は、多様性?それとも画一性?
今から35年前、 私が高校の保健体育の教師をしていた時、 「体育の授業は、何を教えるのか」と、 自問していた。 出てきた答えは、 「スポーツ文化」を伝えること。 学校とは、 文化を生徒に伝える場と考えていたから。 ならば、体育は 「スポーツ文化」を... -
主体性や共生の精神を重視する教育
『イエナプラン』 教員と子どもは輪になって話し合う。 「サークル対話」を繰り返して 信頼関係を築く手法が特徴。 本質が「コーチング」と 似ているように感じる。 南山大学の学生に高橋教授(教育学)が イエナプランを紹介する 映像を見せたところ、 多... -
スポーツを多様な視点でみる
中途失明のある女性は視力を失ってから、 常にすり足で歩く癖がついた。 そんな彼女が、 「走るっていうのは両足を地面から同時に離す快楽なんです」 と、「走る」ということを表現した。 多くの人は、 「走る」とは、 「両足を素早く動かして移動すること... -
視点が変われば、思考が変わり、行動が変わる
金曜日の夕方と月曜日の朝。 人を観察すると、 月曜日の朝、 何となく暗い人が多いように感じる。 逆に金曜日の夕方、 明るい人が多いように感じる。 何がそうさせているのだろう? 行動に違いを生み出すもの、 それは「思考」 「思考」が行動の源となる。... -
スポーツの社会的地位を決めるもの
日本のスポーツの産業化。 稼がなければ継続できない。 継続するための資金を一部でも 与えられているようでは、 継続は難しい。 受け身的な状況は、 相手に左右されるから。 稼ぐためには商品がいる。 商品とは人が望むもの。 人は、何を望んでいるのだろ... -
ネガティブな言葉の影響
最近ゴルフで気になること。 色々な人とラウンド(プレイ)するのだが、 特に思い通りのショットが 打てなかった時に発する言葉が、 私のモチベーションを下げる。 「何やってんだ、オレは!」 「下手だなぁ、俺って」 「こんなショットじゃ、ダメだ!」 ... -
指導者の役割
スポーツ指導者さんからの質問。 選手がミスをした時、 「何がしたかったの?」 と問いを投げかけても 何も言わない。 どうしたらいいのか? 私は訊(き)いた。 「言わないのですか? 言えないのですか?」 指導者は、 選手の現状を知らなければならない... -
出来事が、自分への問いに変わる時がある
講師 :「楽しさと、うれしさの違いはなんですか?」 受講者:「楽しいは奪い取った時、うれしいは、もらった時」 説明としては、十分ではないかもしれないが、 なぜか、腑に落ちた。 主体性と自主性の違いに 似ていると感じた。 人の感覚は、 核心をつい... -
コーチの使命
スポーツコーチング基礎講座を 受講した人の言葉が忘れられない。 スポーツコミュニケーションBASIC 1 研修で、 『個別指導』の必要性は分かった。 分かったが、 積極的に取り組めない自分がいた。 受講後、 指導する選手と個々に話をしてみた。 様々な発見があった。 ... -
言葉の順番で相手の思考の視点が変わる
A:「最近何に悩んでいるんですか?」 B:「最近悩んでいる事は何ですか?」 言葉の順番を変えただけで、 相手の受け取り方が違ってくる。 Aの問いは、 相手の意識(思考の視点)が、 現状や状況に向く。 Bの問いは、 相手の意識(思考の視点)が、 事柄に...