2025年9月– date –
-
対戦相手の捉え方
2011年3月の東日本大震災チャリティマッチ。 4万人の観衆すべてが、 ピッチの選手全員に声援を送っていた。 悲しい国難の時期、 サッカーではいい雰囲気をつくりたいとの 観衆の思いを どんな試合より体感していられた。 幸せな時間だった。 と、キングカ... -
あいさつの本質
「おはようございます」 中学校の部活動、 朝の練習に参加している生徒の声。 顧問の先生に対する挨拶である。 毎朝の散歩で中学生とすれ違う。 「おはようございます」と挨拶すると、 9割以上の生徒が、挨拶してくれる。 残りの生徒は、声は出ないが、 私... -
スポーツの公式?
「量」×「質」×「方向性」 スポーツの公式? 「練習はウソをつかない」 という格言がある。 本当にそうだろうか? 反復練習、つまり「量」であるのは、 間違いではないが、 その方法は身体に害はないのだろうか? その選手の身体能力や体質に 合っているの... -
聞くためには、話しやすい環境を作ることが大事
「ボランティアの目的は、ただそばにいること」 福島大学の鈴木典夫教授の言葉。 「まことのことばを知るためにこそ、わたしたちは語ること以上に、聴くことを学ばねばならない」 哲学者、鷲田清一さんの著書 「『聴く』ことの力』の一節。 ともに、スポー... -
脳のトレーニング
「インプット」とは、 情報を得ること。 どうやって情報を得る? 五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を使う。 重要なのは、情報を得た手段が、 能動か、受動か、ということ。 指導者の関り方が、 インプットの効果を左右する。 「スループット」とは、 ... -
スポーツとビジネス
日本はお金を稼ぐということについて ネガティブに捉える人が 多いように思う。 お金がないから、 夢を諦めた人はいる。 スポーツ団体が 資金面で苦労している。 一つの要因は、 自分たちだけで稼げないから。 お金に関しては、 受け身であるから。 主体に... -
やる気は、「いつ」「どのようにして」生まれる?
「やる気」とは、『作業興奮』である。 やってから出るもの。 「やる気」が出たから 行動するというものではない。 行動の成果が 「やる気」の有無に関係する。 成果とは何か? 成功体験である。 成功する確率の高い行動を 最初にすることがポイントとなる... -
「問い」の形
「シェフの主張ではなく、客の笑顔のために丹念につくられた料理」 シェフの目的が表れている。 何だろう。 この言葉が、 忘れられない。 なにが私を魅了したのか。 シェフとスポーツ指導者が、 シンクロしたんだと思う。 この言葉を聞いた時、 「指導者の... -
選手と指導者の良好な関係性とは?
スペインのサッカークラブ 「ビジャレアル」のコーチ佐伯夕利子さん と対談をした、サッカー元日本代表の 中村憲剛(なかむらけんご)さんと 中澤佑二(なかざわゆうじ)さんの感想が 印象的だったことを思い出した。 【中村憲剛さん】 日本は指導者が エ... -
考える楽しさって、何?
楽しさとは、 自分ができている時には楽しい。 しかし、 できなくなってきた時に 楽しさが続くかどうかで 幅が決まる。 普段から、 できなくなった時に 「なぜそうなったんだろう?」 「どうしよう?」 という 問いに対して考える行為を 行っていれば、 そ...