2025年– date –
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指導者の役割
スポーツ指導者さんからの質問。 選手がミスをした時、 「何がしたかったの?」 と問いを投げかけても 何も言わない。 どうしたらいいのか? 私は訊(き)いた。 「言わないのですか? 言えないのですか?」 指導者は、 選手の現状を知らなければならない... -
出来事が、自分への問いに変わる時がある
講師 :「楽しさと、うれしさの違いはなんですか?」 受講者:「楽しいは奪い取った時、うれしいは、もらった時」 説明としては、十分ではないかもしれないが、 なぜか、腑に落ちた。 主体性と自主性の違いに 似ていると感じた。 人の感覚は、 核心をつい... -
コーチの使命
スポーツコーチング基礎講座を 受講した人の言葉が忘れられない。 スポーツコミュニケーションBASIC 1 研修で、 『個別指導』の必要性は分かった。 分かったが、 積極的に取り組めない自分がいた。 受講後、 指導する選手と個々に話をしてみた。 様々な発見があった。 ... -
言葉の順番で相手の思考の視点が変わる
A:「最近何に悩んでいるんですか?」 B:「最近悩んでいる事は何ですか?」 言葉の順番を変えただけで、 相手の受け取り方が違ってくる。 Aの問いは、 相手の意識(思考の視点)が、 現状や状況に向く。 Bの問いは、 相手の意識(思考の視点)が、 事柄に... -
子どもに伝えるものは、なに?
タレントのSHELLYさんが、 性教育について語った。 子どもに伝えていること。 「やめて」は、絶対2回いわせない。 「やめてって、1回言われたらやめるんだよ」 「あなたのNOには、力があるんだよ」 ということを教えるために。 大人が子どもに、 こちょこ... -
思考の変化が導くもの
2020年のテニス女子全仏オープン。 日比野奈緒選手が 初の初戦突破を 果たした時のことを思い出した。 「精神的に、すごく落ち着いてできた」 と素直に喜んだ。 そうできた理由を訊くと、 今年のコロナ禍で長くツアーが中断し、 再開後は 「当たり前のこと... -
「稼ぐ」と「目的」との関係
「稼ぐ」という言葉に対して、 いいイメージを持っていない人がいる。 なぜだろう? 何のために稼ぐのかという 「目的」が明確ではないからでは? 「目的」が自分中心の場合、 周りは、利用するモノになってしまう。 「目的」が、自分以外の場合、 周りは... -
スポーツに関わる目的
トヨタ自動車の豊田章男会長は言う。 「技術革新によって、クルマの概念そのものが大きく変わろうとしている。それでも変わらず、私たちが本当につくりたいものは、人々の幸せである」 交通事故にこだわるのは、 「幸せを量産したいから」 との強い思いが... -
見えるものと、見えないもの
商売とは、 「モノを売る行為」 ではありません。 「モノを売ることで、人の問題を解決したり、人を喜ばせる行為」 です。 う~ん、なるほど! ならば、 スポーツ指導とは、 「スキル、テクニックを身につけさせる行為」 ではありません。 「スキル、テク... -
企業が求める人材
「働く仲間の多様性を尊重し、チャレンジから学び続ける。仕事を通じて実現したいことを自ら考え、行動する人材」 (カーディフ生命保険) 「自分のアイデアを持ち実現できる人、主体的に『やりたい』を体現してくれる人、そして仕事を楽しむ人」 (トレジ...