スポーツ指導の目的 ①
仙台育英高校野球部監督の須江さんの
夏の甲子園大会、優勝後の言葉に考えさせられた。
コロナ禍での苦しさについての問いに対して、
活動しててもどこかでストップがかかって、
どこかでいつか止まってしまうような
苦しい中で、でも本当に
諦めないでやってくれたこと、
全ての高校生の努力の賜物が、
ただただ最後、
僕たちがここに立ったと言うことだけなので、
ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらと思います。
優勝という結果についての発言がない。
「優勝できました」
「応援、ありがとうございました」
「選手が努力した結果です」
「選手が頑張ってくれました」
優勝を主としたスピーチが、
今まで多かったように思う。
須江監督は、
優勝という結果に焦点を当てた発言が少なかった。
何を意味しているんだろうと、考えた。
彼の指導の目的が、
優勝(勝敗)ではないのでは、と思えた。
目的が優勝である人は、
発言の中に結果(勝敗)の内容が多く含まれる。
話の中心が、優勝となる。
優勝のインタビューで、
「選手が成長しました」
と、優勝以外の成果を主に語る人は、
今までいなかったように思う。
だから今回の発言が、取り上げられた。
須江監督の指導の目的は、何か?
彼の発言から読み取っていこうと思う。