「目的」は何ですか?
トヨタ自動車の豊田章男氏が、
会長に就任した。
その時の挨拶の一部
私自身はどこまで行っても車屋です。クルマ屋だからこそトヨタの変革を進めることができたと思います。しかし、クルマ屋を越えられないそれが、自分の限界だと思います。
移動の自由と楽しさを創造する会社、
モビリティ・カンパニーへの移行が、
彼の決断に至ったと思った。
戦後、世界の最先端をいく飛行機の技術が、
敗戦によって活かせなくなったため、
優秀な技術者が自動車業界に入り活躍した。
その1つがトヨタ自動車である。
飛行機の技術を自動車開発に活かした。
そして今後は、
自動車技術を新たな移動手段の開発に活かすことになる。
活かす場所が、
空なのかもしれないし、
自動運転技術なのかもしれない。
技術の種類は違うかもしれないが、
新たなものを想像し開発するという、
思考の分野では、共通点だと思う。
これからは、思考の時代へと移行する。
「考える」とは?
「問い」に対して返事をつくり出す行為。
「問い」が注目される。
自ら問いを立てる(自問)ことができる
思考回路をつくることが求められる。
ティーチング(教授)だけでは、限界がある。
自問して、
その答えを出し、
それを実行し、
振り返る。
この繰り返しが、
自問する思考回路をつくる。
「知行合一」である。
どうやってそれを実現する?
スポーツ。
楽しみながら取り組める、
素晴らしいもの。
スポーツを与えるだけでは、
効果はない。
広いグラウンド、体育館など
素晴らしいスポーツ施設を作っても、
スポーツは盛んにならない。
スポーツ実践者に関わる人の
効果的な関わり方が問われている。
アマチュアのスポーツ指導の「目的」。
指導者の多くの人が、
明確に持っているのだろうか?
「あなたのスポーツ指導の目的は何ですか?」
この問いに対して、
明確に答えられる指導者は、
どれだけいるのだろう?