「話す力」とは?
スポーツコミュニケーションBASIC1研修をして、
気づくことは、
コミュニケーションで
悩んでいる人が多いということ。
話し方に関する
セミナーや研修は沢山ある。
ニーズがあるから。
「話す力」について考えてみた。
「話す力」が高い人ってどんな人か?
また会いたいと思われる人。
そう思われる要因は何か?
もう一度、話が聞きたいと思われること。
もう一度、話を聞いてほしいと思われること。
「話す力」とは、
人から求められる力なのかもしれない。
「話す力」を構造分解すると
1.伝える技術
2.聞く技術
3.場を整える技術
これらを全て身につけることによって
「話す力」は高まる。
伝える技術の伝達だけが、
多く行われているため、
成果が十分に発揮されていない場を目にする。
自分らしく生きるためには、
人の自分らしさを認めることが
できなければならない。
それには、
聞く技術が必要となる。
場を整える技術とは何か?
野球でバッティング力を高めるために
打ち方を主に教える人がいる。
しかし、動きの土台となる
筋力や柔軟性がないと、
学んだ技術が使えない。
これって、
研修で話し合いを実践する時、
話し方の方法を学んでも
土台となる
関係性を整えないと
本音の話し合いは出来ない。
このことに気づかせてもらった、
研修受講生の一つの意見があった。
質問集を使って
質問をし合うロールプレイに関する意見だった。
そんなに親しくもない相手からの質問に対して、
どう答えていいのか迷った。
本音で話せるわけがない。
それほどの親しい関係ではないのだから。
気付かされた。
関係性という土台が十分に整っていない状態で、
技術だけを身につけても
求める成果は得られないと。
質問の効果を体験してもらいたいために
やり方を変えた。
受講生全員に私が質問し、
受講生はアウトプットを
言葉ではなく、書いてもらっている。
長い文章の場合は、
単語を書いてもらっている。
その後、どんな成果があったかを
アンケート調査している。
現在、8割の受講生が、
5つ以上の成果を感じている。
「話す力」とは、
コミュニケーション能力だと今は思っている。
これからの世の中に必要な能力。
話の上手い人は、「話す力」が高い人、
コミュニケーション能力が高い人である。