これからのスポーツ指導の課題

スタンフォード大学フットボール部コーチの

浜田剛(はまだつよし)さんが、

日本とアメリカのスポーツ事情について話した。

スポーツ指導について

日本は、「人の努力」に頼る。

アメリカは、「仕組み」で対応する。

継続性の違いがここに現れていると言う。

学校スポーツ(部活動)の限界が

今訪れていることにつながる。

先生の無報酬に近い

ボランティア活動によって成り立ってきた部活動。

先生の努力によって行われてきた。

日本の地域スポーツも同様のことが言える。

一部の指導者の努力によって成り立っている。

アマチュアのスポーツ指導者で、

スポーツ指導だけで

生活が成立している人は、

ほとんどいない。

努力が悪いわけではない。

問題は、努力に対して

お金が支払われないという状況である。

アメリカでは仕組みが整備され、

指導者として報酬が得られる体制になっている。

浜田さんは言う。

これからの日本のスポーツ活動に求められることは、

「良い指導者を雇う」ということ。

良い指導者とは、どんな指導者なのか?

指導の対価として十分な報酬が支払われる指導者。

良いことにはお金を払うのは当然であって、

報酬を受け取る指導者は、

責任を持たなければならない。

何に対する責任なのか?

これが問題となる。

浜田さんは強く言う。

スポーツ指導者とは、

技術指導ができるだけではなく、

「教育」ができる人でなければならない、と。

「教育」の哲学(フィロソフィ)を

持っていない人は好ましくない。

部活動が今まで継続されてきたのは、

教育者である教員が指導してきたから。

教員の努力によって行われてきた。

スポーツで何を教育するのか?

スポーツ指導の目的。

これを決めることが重要である。

問題となっているスポーツ指導者の体罰。

指導者は今の関わりが子供に将来、

どんな影響を与えるかを考えてほしい。

部活動から地域スポーツへの移行。

決めなければならないことは沢山ある。

「良い指導者を雇う」

重要なテーマである。

どうしたらこのゴールへ辿り着けるか?

考えましょう。

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