問いが行動を変える
犬の散歩中での出来事。
散歩中のご婦人との会話。
婦人:「かわいいワンちゃんですね。チワワですか?」
私 :「ありがとうございます。そうです」
婦人:「まだ子供ですか?」
私 :「もう、おばあちゃんなんです」
婦人:「えっ、いくつなの?」
私 :「16歳です」
「人間で言うと、80歳です」
婦人:「元気ですね!」
こんな何気ない会話から、
今回と似たような会話を思い出した。
同じようにご婦人だったが、
彼女は、私が80歳と答えた後、
「それってどういう計算ですか?」
と質問してきた。
「犬は1歳で人間の20歳。その後犬の1歳は人間の4歳として計算しています」(1×20+(16-1)×4=80)
犬の80歳という内容に対して、
「なるほど」と受け止める人と、
「なぜ?」と疑問を持つ人。
その後の行動が変わってくる。
受け止めればそれ以上の進展は少ない。
疑問を持てば、それを知りたいと思う。
新たな行動が生まれる。
二人のご婦人。
どちらが好ましいというわけではない。
「なるほど」と言ったご婦人は、
あとで調べたかもしれない。
大事なのは、「自問する思考回路」を持つこと。
好奇心旺盛だった子どもが、
成長するにつれて、
問いを持たなくなる傾向がある。
何がそうさせているのか?
答えは与えられるものではなく、
自分で探したり、見つけたりするもの。
「忠告」「アドバイス」の使い方について
大人は一考する必要性を感じる。
良かれと思って行なっていることが、
意外と相手の成長の
障害になっていることもある。
「あなたのためを思って、やっているんだよ」
この言葉、
私の中では禁句です。