指導者が必ず身につけなければならない能力
ゴルフレッスンでの出来事。
A さん:「なかなか上達しません。ダメだな、オレって」
コーチ:「大丈夫ですよ。上達していますよ」
A さん:「えっ? 思った通りの球が打てていませんよ」
コーチ:「効果的な動作ができるようになっていますよ」
A さん:「結果につながっていませんよ」
コーチ:「大丈夫です。つながりますから」
A さん:「本当ですか?」
コーチ:「Aさんは、効果的なスイングに必要なテクニックは十分にあります。それが連動していないだけです。今取り組んでいることができるようになれば、すべてがつながり、一気に開花します」
A さん:「・・・・・・」
コーチ:「大丈夫です。私は信じていますから」
A さん:「・・・・・・」
コーチ:「自分を信じてください」
A さん:「わかりました。頑張ってみます」
コーチ:「できますから。一緒に頑張りましょう」
1つのことを完成させるために必要なことは、
パーツ(部品)である。
パーツが多いほど、完成品の質は高まる。
が、パーツをつなげる(連動)ことは、
簡単ではない。
言葉(アウトプット)を思い出した。
話が上手な人と、そうではない人の違い。
自分が描いたイメージを言語化することの差。
- 知っている言葉の数の違い
- 言葉を繋げる力の違い
言葉をつなげる能力。
いくら知識として言葉を知っていても
それらをつなげる能力が未熟だったら、
効果的な言葉は発せられない。
どうすればいい?
言葉を発するトレーニングが必要。
しゃべる、話す、意見を言う、など
アウトプットの機会を増やす。
トレーニングである。
指導者がすべきこと。
きく(聞く、聴く、訊く、利く、効く)ことである。
話し手よりも聞き手が重要。
なぜなら聞き手がいなかったら、
存在しない人は、沢山いるから。
歌手、噺家、講演家、・・・・・・
聴く人がいなかったら、存在価値はない。
指導者に必要な能力の一つ。
「きく力」
学習の場を紹介します。
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9月24日(土)
「質問を用いた効果的な選手への関わり方」講座
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