指導者の役割

スポーツ指導者さんからの質問。

選手がミスをした時、

「何がしたかったの?」

と問いを投げかけても

何も言わない。

どうしたらいいのか?

私は訊(き)いた。

「言わないのですか?、言えないのですか?」

指導者は、選手の現状を知らなければならない。

目的(ゴール)は、考える選手になってほしい。

目的地がわかっていても

現在地がわからなければ、

目的地への道筋が立てられない。

選手の現状(現在地)がわからなければ、

効果的な関わり方はデザインできない。

選手を知ること。

何も言わないのは、

選手の状態であり、

その状態を作り出しているものを

明確にすることが

選手の現在地を知ることになる。

指導者がすべきことは、

その状態を作り出している要因を探すこと。

手段の一つとして、

「仮説」をたて、検証する。

「言わない」のであるならば、

その要因は何?

「言えない」のであるならば、

その要因は何?

指導者自らが自問し、

その問いに対して考える。

指導者の行いは選手に伝導する。

考えない指導者から考える選手は

育ちにくいと思っている。

指導者の思考が行動につながるから。

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