知る、覚えるから自ら考える選手へ
W杯ラグビーの日本代表選手の
発言に注目した。
「十分な準備をしてきた」
「イメージ通りのプレーをすることを心がけた」
「たくさんの課題を得た」
「普段の力を発揮できるように頑張りたい」
ネガティブな言葉、
否定や反省や自己卑下的な言葉はない。
1つの事実に対して、
それをどう捉えるか(真実)。
思い通りにできなかったプレーに対して、
思考の視点を
「反省」に向けるか、
「課題」に向けるか。
視点によって「思考の質」が変わる。
指導者が投げかける「問いの質」によって、
選手の思考の質が変わる。
指導者が選手にかける言葉が、
選手の思考の質に影響し、
それが行動の質に影響する。
行動の質が、結果の質につながる。
選手の育成を考えた時、
教授(ティーチング)だけでは、十分ではない。
覚える、知るから、
思考へ。
選手が自ら考えられるようになる関わり方。
求められている。