「何しようかな?」「どうしようかな?」
研修会での中で指導者の方からでた質問。
幼児や小学生への指導で、
戦術は、いつごろから指導したらいいのか。
この方は、ラグビーの指導者だった。
現状は、基本的なスキルを教えているとのこと。
色々な意見が出た。
小学校の高学年から。
中学生になってからでいい。
幼児や小学校低学年から
指導するという意見は、出なかった。
私は思った。
人の行動(プレイ)は、
目的(「〜がしたい」)があるから起こる。
「何をしようかな?」
これって、
今からプレイする目的を探す問い。
目的って、戦術のこと。
「どうしようかな」
これって、
戦術を遂行するための手段のこと。
戦術は目的。
手段(テクニック)は、
目的が決まらなかったら、
宝の持ち腐れとなる。
目的を決める能力を高めずして、
テクニックが活かせるのか?
こんな疑問が私の頭に浮かんだ。
しかし、多くの指導者は、
戦術を指導せず、
テクニックを教えている。
何がこの現象を生み出しているのか?
指導者の目的を明確にする重要性への
意識の違い。
多くの指導者に問いを投げかけた。
「あなたの指導の目的は何ですか?」
明確に答えられる指導者は、少なかった。