支配者を創っているものは、何?
年配の女性が、言った。
「私、ピアノのレッスンを受けることにしたの」
友人が言った。
「うれしそうね。」
「だって、レッスンの指導者を自分で選べるんだから」
「子供のころ挫折したピアノレッスン。先生が嫌だったの」
この会話を聞いて、ハッとした。
子どもって、指導者を選べない。
選んでいる人がいたとしたなら、
それは、保護者が行っている。
自分の意見を言える人は、
指導者を選ぶことができる。
自分の意見が言えない人は、
指導者に合わせるしかない。
合わせてもらっている指導者は、
それでよいと勘違いする。
子どもは世の中の宝である。
その子どもに関わる指導者。
支配者になってはいないか?
支配者を創るのは、何?
「知らないこと」が創る。
保護者の学習の必要性を痛感する。
知ることによって、
支配者を避けることができる。
避けられた支配者は、
支配する者がいなくなる。
支配できなくなる。