受動的な行動が、人から奪うもの
元プロ野球選手が、
野村監督から聞いた言葉にはっとしたそうだ。
「足が遅いから盗塁はやめようと言う考えの選手は要らない」
速くないなりに知恵を絞れば、
相手の警戒が弱い隙をついて
成功に至ることがある。
「現役の頃にそれが分かって研究していたら、もっと野球が楽しかっただろうなと思うんですよね」
と言う。
彼の10年間の現役時代の成績は、
打率は、2割4分2厘、盗塁は11個。
そんな彼が言った言葉が、
「研究していたら、野球が楽しかっただろうな」である。
「打率が上がり、盗塁も増やせただろうな」ではない。
頭脳を使うことが、
成績の向上につながるのではなく、
楽しさにつながり、
物事を追究する思考回路が確立される。
楽しみながら野球に取り組む。
これって、主体的な行動。
能動的な行動。
受動的から能動的な行動への移行が
楽しさを生み出す。
結果として、
成績がよくなる。
そして、知性(インテリジェンス)を身につける。