教育を外注する行為

「鬼がやってくるよ!」

子どもに対して

大人が投げかけた言葉。

子どもは渋々、言うことをきく。

よくみられる光景。

この行為がもたらすものは、何か?

子どもは、実社会を知らない。

自分が描いた社会で生きている。

成長するにつれて、

実社会を学ばなければならない。

その過程において、

自分が描く社会と実社会とのギャップに出会う。

家庭での夕食時に

遊びに熱中して食卓に来ない時、

親は来るように伝える。

が、子どもは来ようとしない。

そんな時に使われる言葉。

「わがまま言っていると、鬼が来るよ」

恐怖でコントロールしようとしている。

子どもは実社会とのギャップに対して

欲求不満となる。

その不満を親にぶつける。

まさに『押し返す力』。

その言葉に対して親も押し返す。

実社会を知らせるためと、

経験させるために。

この押し問答が、

子どもの『押し返す力』を育ませる。

「鬼が来るよ」だと、

教育を外注したことになる。

問題は、

子どもが何も言えないということ。

学習ができない。

結果は、言うことをきくのだが。

押し返す力は、

繰り返し行うことにより育まれ、

自分の思い通りにならない実社会を

学ぶために必要な能力となる。

そんな貴重な場を奪ってしまうのが、

「鬼がやって来るよ」

ふと思った。

中学校、高校の「校則」。

これって・・・・・・

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