「あいまい」から「明確」への移行の必要性
カンヌ映画祭でソン・ガンホさんが、
男優賞を受けた韓国映画
「ベビー・ブローカー」を創った是枝裕和監督。
彼が映画を制作して気付いたこと。
「言葉が通じないことで、ちゃんと言葉で伝えようという意識は強くなった。日本人は言葉にしないで済ませて、わかった気になっているけど、それは通用しない。日本に戻っても、なあなあにせず、言葉にしようという意識が芽生えた」
「あいまい」な事をそのままにせず、
明確にしていくことが、
グローバルな世界(多様な世界)では、
重要ということ。
「あいまい」な事が、
良くないということではない。
多様な世界で
良好なコミュニケーションを行うには、
明確な伝え方が必要となる。
相手を知り、
相手に合った伝え方を
試みなければならない。
みんなが同じという環境での日本。
だから「あいまい」が通用した。
これからは、「明確」が求められる。
「明確」とは、
分かればいいという問題では済まない。
「明確」には
責任の所在がはっきりするということがある。
「あいまい」という文化に慣れた日本人。
「明確」を身につけるためには、
ハード面・ソフト面両方の
トレーニングが必要となる。