視点を増やすものは何?
興味を引く対話に出会った。
バスケットボールの試合後、
勝ったチームのヘッドコーチ(HC)と
負けたチームの選手の会話。
H C :「君は素晴らしい選手だね」
「私が欲しいのは、君のような選手だ」
選手:「僕、今日の試合、出ていません」
「別の選手と勘違い・・・・」
H C : 「君はベンチで誰よりもチームメイトを勇気付けていたじゃないか」
「味方のナイスプレーに惜しみなく拍手した」
「ミスしたチームメイトには寄り添い、励ましていた」
「コートで何点取るよりも、価値あることだ」
選手:「•••でも、負けました」
H C :「負けた経験から、何を学ぶかが大事だ」
思考の視点の多いHCと、
少ない選手の対話と思えた。
沢山の視点を持っている人は、
あらゆる方向から
物事を見ることができる。
1つの事実に対しても
様々な捉え方ができる。
人は良いことよりも良くないことに
視点が向かいやすい。
いい部分は、常に意識していないと、
見逃してしまうか、気づかない。
視点の少ない人は、
よくないことに注目しがち。
本当は良かったこともあったのに、
気づかず、
ネガティブになる傾向にある。
指導者の視点の多さが、
どれだけ選手に
気づきを与えることができるか。
観察力とは、
視点の多さなのかもしれない。
視点が多くなれば、
結果として視野が広くなる。
どうすれば視点を多くすることができる?
問いをどれだけ創造できるか。
その活動が、視点を増やす。