意識は行動に影響する
今から約30年前、私は40人の高校生に質問した。
私 :「障害者ってどういう人?」
高校生:「補助具がないと生活が不便になる人」
私 :「車イスの人は障害者?」
高校生:「そうです」
私 :「補聴器を使っている人は?」
高校生:「障害者です」
私 :「メガネをかけている人は?」
高校生:「・・・・・・・」
私 :「メガネを使わないとよく見えない人だから、障害者だよね!」
高校生:「・・・・・・・」
私 :「A子さん、隣のB子さんはメガネをかけているから障害者だよね」
A 子 :「違います」
最近、「障害者」を「障がい者」と
ひらがなを使って表すことがある。
「害」が問題なのか?
でも、もっと問題なのは、
「障害者」という言葉に対する
人の意識。
40人の高校生が、
「障害者」という言葉に対して
差別に近い意識を持っていたのでは?
30年前からこの言葉への
向き合い方が変わった。