学校の部活動って、何?

大学教授との対話を思い出した。

「学校の授業後の体育館で、バスケットボール部員が活動の準備をしているところへ、部員以外の生徒がやってきて、バスケットやりたいからボールとリングを使わせてもらえないか」

と言われたら、

部員の生徒はどういう対応をするのか?

という内容だった。

私は、授業後は部活動の時間だから、

断ると思うと言った。

大学教授は言った。

「体育館やグラウンドは、その学校の生徒全員、利用する権利があるのではないか。全員、生徒会費(部活動活動費を含む)を払っている。なぜ、部活動に所属している者だけが優先的に利用できるのか?」

「学校の図書館は、授業後、誰もが自由に利用できる」

「学校のスポーツ施設は、部活動に所属していなければ、授業後は利用できないということ。問題があると思いませんか?」

考えたこともなかった。

言われてみれば、その通り。

この時から部活動に対する私の考えは変わった。

「部活動は、試合の勝利を目指す者の集まり」

という考え方から、

「スポーツを楽しむ者の集まり」

という考え方に変わった。

35年前のことである。

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