「なぜ?」の使い方

地域のカメラ設置が、

防犯効果をあげている。

設置効果が明確となり、町内会から

「ごみの不法投棄対策に活用したい」

という申し出に対して、

「監視カメラにしたくない」

と、市は答える。

データの取り扱いへの『信頼』が、

スマートシティの生命線だと

認識しているから。

「見守り」か「監視」か。

何によって、捉え方が変わるのか。

コーチングで用いる

「問い」

が、監視カメラと重なった。

「問い」は、

取り扱いによって効果が変わる。

「なぜ?」という問い。

問いかける相手が1人称、2人称の時。

関係性が『親密』ではない状態の時。

行動結果が、好ましい結果ではなかった時。

このような時の「なぜ?」は、

あまり効果的ではない。

「なぜ?」の問いは、

人に焦点が当たるので、

相手の思考を停止させる

詰問になりやすい。

否定的なニュアンスが感じられる。

「なに(What)に置き換えて問えば、

事柄に焦点が当たって、

ネガティブな気持ちになりにくい。

「なぜ、ミスしたの?」

「ミスした原因は、なに?」

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