スポーツ団体と企業の違い
企業の目的は、
利益を上げることでしょうか、
従業員を幸せにすることでしょうか。
慶応義塾大学教授の前野隆司さんは、問う。
幸せな従業員は、
不幸せな従業員よりも創造性が3倍高い、
生産性が30%高い、
欠勤率や離職率が低いという、
エビデンスも得られている。
従来の合理的経営とは、
精神面は考えずに、
資源を適切に分配し
生産性の高い
効率的経営を行うことだった。
しかし、
合理的・生産性の価値軸が変化した。
怒鳴ってでも叱ってでも、
ノルマの分だけ働かせるのが
合理的だという考え方は、
幸福論・精神論の科学が
発展する前には存在し得たが、
現在および未来ではあり得ない。
スポーツの世界でも
同様のことが言える。
利益を追求する企業と、
勝利を追求するスポーツ団体。
今まで追求してきたものは、
結果として得られるものとなり、
他に追求するモノが
求められるようになった。
企業に後れをとっているスポーツ団体。
企業とスポーツ団体との
差を生みだす要因は、
世の中の変化に対する意識と
主体性の差。
他には、何があるんだろう?