頼る人って、弱い人?
障害者運動家だった
牧口一二(まきぐちいちじ)さんの
言葉を思い出した。
日本では幼いころから
一人で何でもできるようにと
『自立』を促されます。
競争社会の中で
「速く」
「がんばれ」
「信用できるのは自分だけ」と。
これでは「孤立」です。
他者の力を借りながら
自分の生活を創り出すのが
本当の『自立』ではないか。
人間関係を増やすほど
自立度は高くなると思います、と。
自分を振り返ると、
子どものころから
「人に頼るな」「自分で行え」と
言われ続けてきた。
現在でも人に頼ることに対して
抵抗を感じる自分がいる。
頼りたいけど我慢して
苦しんでいる時がある。
そんな自分が、
牧口さんの言葉に
救われた感じがした。
人に頼るのは、
恥ずかしいことでも
弱いことでもない。
『自立』への道のりなんだ、と。