選手と指導者の関係 ①
ユニバーサルリレー
障がいの異なる4人の選手(ガイドを除く)が、
バトンではなく「タッチ」で
次の走者につなぐ混合種目。
第1走者は視覚障がい、
第2走者は切断・機能障がい、
第3走者は立位の脳性まひ、
第4走者は車いすと、
走順ごとに該当カテゴリーが定められており、
メンバーは男女2人ずつで構成されている。
指導者は、誰?
日本の指導者の多くは、
その種目の経験者で、
選手時代に実績をあげた人が、
なる場合が多い。
今回は、4種類の障害を持った選手の
集まりである。
全ての障害を経験している人は、
なかなか見当たらない。
リレーでは、引き継ぎ(タッチ)が難しい。
どんなアドバイスをするんだろう。
アドバイスとは、アドバイスをする人が
できることを伝える。
となると、4人の選手に対する
適任者は、なかなかいない。
アドバイス以外の方法が求められる。
選手同士の感覚や思考が求められる。
そして、
それらを活かすコミュニケーション。
指導者の役割は、
選手の感覚、考えを
言(アウトプット)してもらい、
お互いがコミュニケーションを取りやすい
環境を整備すること。
調整役・促進役(ファシリテーター)。
選手と指導者の
新たな関係が生まれる予感がする。
