練習の時、すでに試合は始まっている
得意を伸ばすか、苦手を克服するか。
指導者の方針で
選手への関わり方が変わってくる。
苦手の克服を意識した関わりは、
選手がミスした時に
指導者が声をかけることが多い。
得意を伸ばすことを意識した関わりは、
上手く行った時に声をかけることが多い。
普段の練習で何が生まれるか。
ミスした時に
声をかけられることに慣れた選手は、
指導者から声をかけられるたびに
ミスした時の状況に
意識がつながる。
成功した時に
声をかけられることに慣れた選手は、
指導者から声をかけられるたびに
成功した時の状況に
意識がつながる。
試合での指導者の選手の声掛けが、
選手の意識を呼び起こす。
かける声の内容のことではない。
声をかけられる行為が
及ぼす影響のことである。
普段の体験が、
意識と結びつく。
練習の時から
試合が始まっているということ。
