今の時代は、多様性?それとも画一性?
今から35年前、
私が高校の保健体育の教師をしていた時、
「体育の授業は、何を教えるのか」と、
自問していた。
出てきた答えは、
「スポーツ文化」を伝えること。
学校とは、
文化を生徒に伝える場と考えていたから。
ならば、体育は
「スポーツ文化」を伝える場であると。
スポーツが文化であるならば、
文化活動が
「男女別習(男女別の授業)」というのは、
「おかしいのでは?」という自問から、
体育の授業を
「男女共習(男女一緒の授業)」の形態に変えた。
研究発表も行った。
様々な意見が出た。
体力差のある男女が、
スポーツを共に行うのは、
危ない(けがの心配)。
男女だと、技能差の幅が広くなるため、
教えにくい。
男と女の「差」を指摘する意見が多く出た。
男同士、女同士という同性の中でも、
体力差、技能差はあると思うのだが。
バスケットボールの授業で、
スポーツを普段から行っていない男子生徒と、
全国大会へ出場する女子バスケ部の生徒との
体力差、技術差は、どうなんだろう?
