脳をだます表情フィードバック
能動的にせよ受動的にせよ、
「笑顔」を作ることは、
良い感情を引き起こすことにつながる。
笑顔になれば、
他人に好印象を与えるだけでなく、
自分自身も楽しく感じられる。
誰もがにこやかな家庭は、
幸せが倍増するであろうし、
スポーツクラブでも
指導者が笑顔でいれば、
選手たちにもいい効果が
期待できそうである。
その効果は、
自分自身にもフィードバックされる。
このような現象を
「表情フィードバック」という。
表情筋の働きが、それぞれの表情に
特有の感情と結びつくことで、
「表情フィードバック」を引き起こす。
まさに表情を意図的に創ることで、
脳をだますということである。
笑った時のような顔を意図的に創る。
例えば、ペンを歯でかじった状況は、
笑ったときの顔つきに似ている。
笑ったときに使われる表情筋を使うのである。
脳は笑っていると勘違いし、
笑ったときの感情を引き起こす。
辛い時、
試してみる価値はある。
