お店とお客の関係性は?
「いらっしゃいませ」
お店に入ると聞こえてくる声。
それが消え始めている。
牛丼チェーンの吉野家さんは、
「こんにちは」
などに変更した。
店長は、
「最初は違和感しかなかった」と打ち明ける。
それでも「こんにちは」を使い始めると、
お客様の顔を見て言うようになり、
「忙しさでお客様の顔を見ないままだったことに気づいた」
顔を見てあいさつするので、
笑顔も欠かせなくなった。
声掛けの変更は接客の見直しだけでなく、
店内の雰囲気も変えた、と言う。
スターバックスさんは、
「いらっしゃいませというあいさつでは、お客様とのコミュニケーションが終わってしまう」
と考えている。
大手百貨店の三越伊勢丹さんでは、
今も「原則、いらっしゃいませとお迎えしている」
45度の角度でお辞儀もする。
お店とお客の関係性。
前者は横の関係、後者は縦の関係。
二極化が始まった来店時のあいさつ、
今後どうなっていくのだろう?
