出来事の見方、とらえ方の幅を広げると・・・
緩和ケア医の山崎章郎(やまざき ふみお)さんが、
高齢者の自宅療養者と
川柳や俳句との関係を語った。
これらの趣味が、
1日の過ごし方を変えると言っている。
70代男性でがんの終末期で
元気なころから
川柳を趣味としていた、
自宅療養中のAさんの川柳。
「がんだとさ、これでボケずに、すみそうだ」
「おいがんよ、俺が食わせて、いるんだぞ」
60代男性で俳句が趣味の
Bさんの俳句。
「病得て、一足早い、冬支度」
「痩せ尻に、便座食い込む、冬の朝」
現実を嘆くだけでなく、
自分の思いを客観化することで
現実と向き合い、
受け止めていく力に
なっているようである、と。
客観化の1つとしての
「言語化」
川柳、俳句に限らず、
言語化は、
どんなものでもできる。
言語化と思考力。
注目し始めた自分がいる。
