コミュニケーションの指導方法

小学生のバレーボールチームと

指導者の関わり方を

練習試合を通して観察した。

感じたことは、

技術指導に関する指導が多い。

選手同士のコミュニケーションに

関わる指導をしている場面は、

見られなかった。

試合中の指導者の選手への声かけに

注目して聴いていた。

プレイの結果に関する内容の声掛けが主で、

過程に関する声掛けは少なかった。

声かけの内容は、

肯定的な内容が多く、

非難や否定的な言葉はなかった。

私が関わっているチームの

指導者に確認したところ、

指導目的の方向性が同じようなチームを選んで

練習試合を組んでいるとのこと。

それでわかった。

否定や非難という

効果的ではない言葉が無かったことが。

指導目的の方向性が同じでも、

コミュニケーションに関する活動は

あまり見られなかった。

私が関わっているチームの子ども達は、

試合中に対話をよくする。

それも、得点を失った時に。

得点を得た時は、

みんなで喜びを体で表現する。

対話ができる小学生のチームは、

まだ見たことがない。

見ているチーム数も少ないが。

私が思うには、

指導者の方は、

子ども達の対話の必要性はわかっている。

が、どう指導していいのかがわからないんだと思う。

指導者の学習の差が、

子ども達の活動に影響を及ぼしていると感じた。

私が関わっているチームの指導者は、

「問い」を主にした関わり方をしている。

そして子ども達に発言させている。

聴いている。

普段の練習から問われ、

発言している子ども達。

だから試合中でも発言する。

それが対話となっている。

子ども達の発言内容に

否定や非難はない。

普段の指導者の関わりが

影響しているから。

指導者のコミュニケーションに関する

学習の必要性を感じさせられる体験だった。

それも継続的な学習である。

数回の学習では、

現場に落としていくことは、

難しいと実感している。

効果的な仕組みの必要性を痛感している。

課題がどんどん出てきている。

作るしかない。

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