アドバイスの使い方
アドバイスは、
アドバイザーができることしか言わない。
相手ができることとは限らない。
こんなことを聞くと、
アドバイスは効果的ではない、と
受け取ってしまうかもしれない。
使い方である。
選手が成長の壁にぶつかっている時、
自分にとって、課題が何なのかを
自ら探して悩んだ末に
アドバイスを求められた時のアドバイス。
コーチが選手の課題を気づき、
それに気づかず、黙々と練習している選手に、
コーチ自らアドバイスをするアドバイス。
同じアドバイスでも、質が違う。
前者は、自問の先での行動。
助けを求めている。
主体的な行動。
後者は、自分で気づいていないのに
コーチが良かれと思って、アドバイスをする。
選手は、求めたわけではない。
選手にとっては、助かるのかもしれない。
同じ「助かる」でも選手の成長にどう影響するのか?
選手が自ら考える機会を
奪ってしまっていることにはならないか。
求められていないのにするアドバイス。
「忠告」(大きなお世話)という言葉が浮かんだ。