突然、言われても……
「失敗を恐れずに、思い切っていけ」
試合中によく聞く言葉である。
効果的なアドバイスなのだろうか。
いつから「失敗」は、
恐れるものに成ったのだろう。
「失敗は成功のもと」と、
好意的にとらえられているにもかかわらず、
恐れるものにしてしまっている。
普段の練習を見ていると、
失敗したプレーに対して
「何してんだぁ」
「気合いを入れろ」
「やる気あるのか」など、
叱咤激励がとぶ。
それも指導者だけでなく、
チームの仲間からも。
「失敗」に対して、
このようなことが日常茶飯事なら、
「失敗」は、
恐ろしいものに成るのは当然かも。
突然、試合で「恐れるな」と言われても、
普段から刷り込まれた、
「失敗」への感情は、
変わるものではない。
では、どうすればいいのか。
「失敗」した当事者が
それを乗り越え、克服できるよう、
指導者が手助けすればいいことである。
突き放すのではなく、
共に取り組めばいいこと。
「失敗」を恐ろしいものだと、
思わせてしまっている練習状況、
多くの人は、よくはないと感じているのでは。
人が否定や非難されている状況を
見て好感が持てる人は少ない。
なぜ、無くならないんだろう?
失敗に対する効果的な関わり方が
わからないのでは?
お手伝いできます。