指導者の使命
「馬を水辺に連れて行けても、水を飲ませることはできない」
ということわざの通り、
子どもがやる気にならなければ始まらない。
強い言葉で脅して練習を強制し、
技術が一時的に上がったとしても、
指導者の言動によっては、
子どもが劣等感を一生背負ったり、
他人との比較でしか
自分の価値を確認できなくなったりする。
指導者は、
「そんなこと言ったかな」と
忘れがちだが、
言われた側は、
大人になっても忘れない。
子どもがいずれ大人になり、
「あの時、こんなことを言われた」
などと軽蔑されるか。
それとも
「あの時、自分にまかせてくれた」
と感謝されるか。
子どもが大人になるまで、
分からないことは多い。
だから悩む指導者もいれば、
感情で関わる指導者もいる。
原理原則、知識は重要である。
知識は日々変わる。
指導者は、
学び続けなければならない。