プレー後の再検討(レビュー)

振り返りについて考えていた時、

高校の教育実習生との関わりを思い出した。

高校OBの教育実習生(理科:化学)が、

部活動のバスケットボールの指導に参加し、

3対3の練習メニュ―を生徒に課した。

内容は、3人が攻め、3人が守る。

プレーが終わると、守っていた3人が攻め、

新たな3人が守りに入る。

攻めた3人は、待機している列の最後尾に移動し、

守りの順番を待つ、という内容である。

実習生に質問した。

 私 :「この練習の目的は何ですか?」

実習生:「色々なメンバーとのコンビネーションを体験しておかないと、試合の時に戸惑いますので、慣れるために練習しています」

 私 :「なるほど」

    「ところで、化学の実験をした時、その結果が期待するものにならなかった時、どうしますか?」

実習生:「すぐに、そうなった原因について考えたり、仲間と議論します」

 私 :「翌日に検討するという方法もあると思いますが」

実習生:「直後に検討することに価値があると思います。時間が経つと検討の効果が薄れますから」

 私 :「3対3のプレーで、うまくできなかった時と化学の実験がうまくいかなかった時って、似ていると思うんですが、どうですか?」

実習生:「同じだと思います」

 私 :「どうしてバスケットのプレーだと、うまくできなかった直後に仲間と原因について議論しないんですか?」

実習生:「プレーが止まってしまいますから」

 私 :「仲間との議論は必要ないということでしょうか?」

実習生:「………」

スポーツの練習形態、再検討の価値あり?

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