思考の変化が導くもの
2020年のテニス女子全仏オープン。
日比野奈緒選手が
初の初戦突破を
果たした時のことを思い出した。
「精神的に、すごく落ち着いてできた」
と素直に喜んだ。
そうできた理由を訊くと、
今年のコロナ禍で長くツアーが中断し、
再開後は
「当たり前のことが当たり前ではないと、全てのことに感謝できている」
と、しみじみ語った。
彼女の思考の変化について考えてみた。
当たり前だと思っていたことって、
何だろう?
コート整備をしてくれる人。
試合中、ボールを拾ってくれる人。
審判などなど。
自分のプレーに対する考え方。
「プレーしている」から、
「プレーさせてもらっている」へ。
自分を主とした考え方から、
競技会全体を主とした考え方。
彼女の思考の幅が広がった結果が
「全てのことへの感謝」
に行きついたのかもしれない。
「思考の質」→「行動の質」→「結果の質」
