考えるとは、どういうこと?
車椅子ラグビー。
選手一人ひとりの事情をくみ取り、
その人に合ったやり方を
健常者も一緒になって模索する。
そんな共生のあるべき姿の一端を教えてくれた。
「思考(心)・技・体」
技と体は、差があるが、
思考に差はない。
するか、しないかだけである。
目に見える量的(見た目・結果)なものだけで、
判断してしまうことが
今の社会では、普通なのかもしれない。
これからは、『質』の時代。
結果よりも過程。
見た目よりも思考。
量に関する指導は、確立されてきているが、
『質』に関する指導は、未開拓な部分が多い。
「もっと考えなさい!」
と指導者は選手に言う。
考えるって、どういうこと?
何が、人を思考に導く?
指示? 指図? アドバイス?
パラリンピック、車椅子ラグビーが、
現代のスポーツ指導に投げかけた
『問い』は、私に衝撃を与えた。
考えるとは、
「問い」に対して返事を創り出す行為。
