あいさつの本質

「おはようございます」

中学校の部活動、

朝の練習に参加している生徒の声。

顧問の先生に対する挨拶である。

毎朝の散歩で中学生とすれ違う。

「おはようございます」と挨拶すると、

9割以上の生徒が、挨拶してくれる。

残りの生徒は、声は出ないが、

私の方を見てくれる。

生徒から挨拶されることはほとんどなく、

100人に1人ぐらいの割合。

この歳になって、

挨拶の意義を考えるようになった。

幼いころは、

恥ずかしかったからしなかった。

小学生になって、

学校で指導され、大きな声でしていた。

思春期に入り、

恥ずかしさが増してきたが、

部活動での指導で、挨拶していた。

する人が先輩等の

目上の人に限られていた。

大人になって、

挨拶はするようになったが、

返してくれない人に対して、

不満に思う自分がいた。

そして、今。

挨拶のお返しを求めない自分がいる。

挨拶の意味が、

「私はあなたを意識していますよ」という、

投げかけになってきたから。

挨拶が返されなくても

落ち着いている自分がいる。

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