語彙力を高める手段・方法
「私には、無理」
と、言う人がいる。
誰が決めているのか?
自分で自分のフィールドを狭くしている。
足が速くない人、
チータと比較すれば、分からないでもない。
筋力が弱い人、
ゴリラと比較すれば、分からないでもない。
人間が行うことに
めちゃくちゃ大きな差はない。
そんな時、
話すのが苦手で、
自信が無いという人に会った。
理由を尋ねると、
「語彙力(ごいりょく)がない」ため、
思っていることを
言葉として発言(アウトプット)できないと言う。
語彙力を高めることについて考えてみた。
語彙とは、同じ種類の言葉や単語の集まりのこと。
語彙を増やすことが解決策となるのか?
そうだとするのなら、
何をすればいい?
単語を覚えるよりも
言葉を分解する能力を磨くことだと思う。
例えば、「美味しい」と言う言葉。
抽象的である。
ケーキを食べて美味しかったなら、
ケーキの何が美味しかったのかを考える。
クリームなのか、スポンジなのか。
クリームのどんなところが美味しかったのか?
そう感じた理由は何か?
分解することで、
「美味しい」と言う言葉の類語を見つけること。
美味しいという抽象語を
複数の単語で具体化する。
見つけた単語を繋ぎ合わせることによって、
文章にしていく。
このような作業の繰り返しが、
語彙力を高めることにつながっていく。
語彙力を高める手段・方法は、
細分化する能力を高めること。
まさにチャンクダウン能力を高めること。
その行為を効果的に行えるための支援。
「問い」だな。