結果と過程、どちらに注目しますか?

ゴルフのラウンドレッスンでの出来事。

ロングホール(パー5)で、

クライアントが第1打をナイスショット。

2打目がピンまで残り200ヤード。

グリーンの手前は、池。

直接グリーンにボールが届かなければ、

池に落ちる。

グリーンの左側は、フェアウェイで

安全地帯。

クライアントが選んだのは、

2オン(2打でグリーンに乗せる)。

結果は、池にボールは落ちた。

池はギリギリ越えたが、

その後池に落ちてしまった。

池の処置により、第4打目。

見事,ピン横1mの地点にボールを運んだ。

5打目をカップに沈めて、パー。

ホールアウト後、訊いた。

「2打目を直接グリーンを狙う選択をした理由は何?」

クライアントは、答えた。

「今までの自分は、リスクを避けることばかりしてきた」

「今回もグリーンを狙わず、左に打っていけば池に落ちる確率は減らせた」

「今回は、チャレンジしようと思った」

「ナイスショットをすれば、グリーンに届く距離」

「この時はなぜか、挑戦した。」

さらに訊いた。

「ホールアウトして、思ったことは何?」

「トライしてよかった」

「結果は池に落ちてしまったが、2オンにチャレンジする経験を積めた」

「トライしなければ、経験はできない」

「さらに結果を引きずることなく、次の4打目に集中した」

「思い通りのショットが打て、パーで上がれた」

「自分にとっては、価値あるパーだった」

私は、3オン2パットのパーだった。

クライアントと同じパーである。

が、内容は違う。

結果と過程。

過程を知ることで結果の価値が変わる。

クライアントの心の変化が、

行動の変化に現れた。

結果は期待したものにはならなかったが、

学習はしたと思う。

スポーツの本質に触れることができた

ラウンドであった。

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