偏見(バイアス)と先入観(ステレオタイプ)
「自分では自覚できない無意識の偏見」
アンコンシャス・バイアスという。
音楽団員の採用で、
音楽の技術のみを評価して採っていたら
自然と男性が多くなっていた団体が、
採用試験の際にカーテンを引き、
演奏しているのが男性か女性か
分からない状態をつくっただけで
男女の採用比率が半々になったという。
評価者は男性だった。
バイアス(偏見)と
ステレオタイプ(先入観)な考えが
評価にゆがみを生じさせる。
つまり純粋に能力を評価しようとしても、
たとえ差別に否定的な平等主義者でも、
バイアスを取り除き切れないということ。
バイアスとステレオタイプ。
厄介な代物である。
先に仕組みを変えてしまい、
それに合わせる努力をすることによって変えていく。
最初から割合を決めておく。
結果として男女平等の世界に近づいていく(意識)。
クオータ制(一定の比率で人数を割り当てる制度)。
今の日本に必要なのかもしれない。