誰のためのスポーツ
私 :「テニスの試合は、勝つことが目的なの」
少年:「そうだよ」
私 :「なぜ」
少年:「勝つとコーチやお母さん・お父さんが褒めてくれるから」
私 :「そうなんだ」
前回のコラムでの会話の少女は高校生で、
今回の少年は、小学生。
高校生は、勝ちを求める理由を言えなかったが、
小学生は、その理由を明確に答えた。
スポーツへの取り組み方は、
年齢によって異なってもいいと思う。
小学生ぐらいまでは、
行う理由は何でもアリだと思う。
スポーツについて詳しく知らないのだから。
中学生・高校生になれば、
スポーツを深く学び、
自分のために行ってほしいものである。
高校生以上のスポーツ選手の
「○○監督を全国大会に連れて行くことが目標です」
「○○コーチにメダルをプレゼントしたい」
などというコメントを聞く。
指導者に熱心に面倒を見てもらい、
感謝していることはわかる。
でもなぜか、違和感を感じる。
連れて行くのも、
プレゼントするのも、
その人がやらなくても、
他の人でもできることなのでは。
誰のためのスポーツ活動?