共通理解の必要性
ハンドボールの部活動指導で、元気のない生徒と話した。
私 :「今日は元気がないように見えたけど、何かあったの?」
生徒:「実はプレーのことで数日、悩んでいるんです」
私 :「よかったら話を聴くよ」
生徒:「実は、練習でコンビネーションを主体とした動きがチームの方針として決まったんですが、僕は1対1で相手をかわすことを主にしたいんです」
私 :「そうなんだ」
「君が目指しているものは、何?」
生徒:「相手をかわして、シュートを打つことです」
私 :「相手をかわす理由は、何?」
生徒:「相手がいない方がシュートを決めやすいから」
私 :「相手がいない方がいいんだ?」
生徒:「もちろん!」
私 :「コンビネーションのパス回しをする理由は、何?」
生徒:「ディフェンスを動かすこと」
私 :「ディフェンスが動くとどうなるの?」
生徒:「ディフェンスに隙間が生まれます」
「あっ!」
「わかりました!」
生徒との会話で気づいた。
プレーの目的が理解されていないまま、
形だけが行われている。
何のためにそのプレーを行うのか?
そして、どうなればいいのか?
選手に共通理解の必要性を
どのような方法で気づかせようか。
どんな「問い」を投げかけようか。
新たな課題が見つかった。