大きなお世話
ベテランのキャディさんから質問を受けた。
「新人研修で、新人さんが3番ホールでティーショットを打つ前に必ず、『右はOBですので気をつけてください』と言うんです。これって、言わない方がいいと思うんですが、どうですか?」と。
「それって、お客さんが訊(き)いたんですか」
と訊き返すと、
「お客さんは、訊いていない」とのこと。
私は質問した。
「高い煙突にかかっているハシゴで、テッペンを目指して登ろうとしている人に、『下を見ないように』と、声をかけますか」と。
声をかけた本人は、
情報提供という親切心で
言っているのかもしれない。
聴いた本人は、
意識していなかった下を意識する。
さらに、下が気になり想像する。
マイナス要素が増える可能性が高い。
その情報は、
テッペンを目指している行動に対して、
必要な情報なのだろうか。
ナイスショットを
打とうとしている人にとって、
『右がOB』という情報は、
必要なモノなのだろうか。
まさに、大きなお世話(忠告)。
「おもてなし」
情報提供や行為。
相手が欲しているかどうか分からない。
これって、「忠告?」
それとも・・・・・・?