目的とゴールの関係
仙台育英高校野球部、須江監督の
部活動について語ったことを思い出した。
部活動をしている本当の目的、
仙台育英として活動している本当の目的は、
日本一を取ることではなくて、
自分が親になったり、
社会的責任がある年齢になった時、
自分がどういうことを考え、
振る舞い、行動をとれば、
幸せだと思える時間が
やってくるのかというものを
ベースにしたいんです。
それが目的です。
そんな彼にインタビュアーが、
たずねた。
「日本一になった監督が、その目的でいいんですか?」
彼は答えた。
「日本一を目指すことを否定しているのではない」
「それを目指さないと、得られないんですよ、目的を」
彼の発言を聴いて思った。
彼の行動には、
「目的」が明確に描かれており、
その「目的」に向かう手前に
「ゴール(目的地)」が設定されている。
日本一という、ゴールが。
「ゴール」は「目的」を達成させるための
1つの通過点に過ぎない。
スポーツ指導の実施計画が明確に描かれており、
それを選手に伝え、
合意を得て、活動している。
結果として、今回の日本一があった。
今の自分の現状を振り返るきっかけとなった。