主体(当事者)は、誰?
「校内フリースクール」が
名古屋市立中学校30校に
2022年度から開設された。
「そんなふうに甘やかしていたら、社会に適応できない人間になってしまう」
という意見がある。
子どもたちは、ある時期
たまたま教室になじめなかっただけで、
『自分は社会不適応なんじゃないか?』と、
下手をすれば生涯、
思い込んでしまいかねない。
もしそれが別の環境であったなら、
もっと輝けたかもしれない。
選択肢が少ない時代に生きた人と、
そうではない時代に生きた人との
意見は違う。
どちらも嘘偽りのない「真実(解釈)」。
今あるものに合わせるのも一つの方法。
別のものを選ぶのも一つの方法。
『事実(事象)』は、
現状になじめない子どもがいて
困っているということ。
第一に考えなければならないことは、
この『事実(事象)』に対して、
当事者の子どもが、
どうしたいかということ。
決定権(主体)は、子ども。
支援として、子ども以外の人は、
情報(選択肢など)を提供すること。
忠告、指示、指図ではない。
