専門家と一般人のスポーツへの意識
陸上日本選手権で、
100m、200mの2種目を制した
サニブラウン選手が、
あるTV番組で話題となり、
専門家として、末続慎吾さんが出演した。
末続さんも2003年の日本選手権で
100m、200mを制している。
「どうしたら、速く走れるようになるのか」
その質問に対して
「楽しんで行うこと」
と答える末続さん。
質問者全員が、
「そうじゃなくて、速く走れる方法を教えてほしい」
どうもかみ合わない。
「ピカソより、ふつうに、ラッセンが好き」
共通するところがある。
一般の人は、
手段・方法等の「形」に注目し、
専門家は、
感情や感覚という「心」に注目している。
「少しの心の乱れが、フォームの乱れにつながり、いい走りができない」
と、末続さんは言う。
「心が上達につながっている」という発言が、
一般人には、物足りないと感じている。
形に表れる物を欲している。
「心」に関することの重要性が、
伝えられていない現実がある。
