意識が人への関わり方に影響を与え、その影響が人生に与えるもの
パンツをはかずに
幼児が走り回っている姿を見かけても
注意しない大人を例に。
「かわいいと見ていてはいけない。そのうち恥ずかしくなってやめると思うかもしれないが、『恥ずかしい』でやめるのは危険」
と助産師の西田久代さんは、指摘する。
「パンツをはくのは恥ずかしいからではなく、大事なところを守るためだと子どもに理解してもらう必要がある。パンツをちゃんとはこうと言える大人を増やしたい」
と訴える。
大事な所だと教えられてこなかった子どもが、
性暴力被害などに遭った場合、
「恥ずかしい所に恥ずかしいことをされたら、恥ずかしくて誰にも相談できなくなってしまう」
と危機感を示す。
性教育については、
「寝た子を起こすな」と、
早期教育に否定的な意見も根強い。
性教育は人権教育。
『性』という言葉がついていると
敬遠する人もいるが、
自分を大切にするから
他人も大切にできるという考えが
広まってくれたらいい。