ドラえもんは、グッドコーチ
新世代の家族型ロボット
『 LOVOT(らぼっと) 』
を開発した、林 要(はやしかなめ)さんは言う。
「『ドラえもん』って、おかしくないですか?」
だって、未来から来たロボットで、
あれだけの道具を提供できるんだから、
のび太君がもっと成功できるように
関われるはず。
にもかかわらず、のび太君は、
失敗ばかりしている。
ドラえもんが行っていることは、
道具をのび太君に与えるだけで、
あとは、のび太君任せ。
わざとそうしているとしか思えない、と。
確かに、ドラえもんは投げかけているだけ。
道具というものを使って。
これって、
道具という『問い』をのび太君に
投げかけているんじゃないか。
まさにコーチングである。
二人の関係は、
コーチとクライアント(依頼人)。
ドラえもんの目的は、
のび太君の人間的成長。
目標達成能力(無形資産)の形成だな。
