スポーツでの重要な能力、それは「イメージの共有」
イメージについて考えていた時、
数年前に行われたサッカーの
ブラジル戦(0‐1で敗戦)後に語った
日本代表の田中碧(たなかあお)選手の
インタビューを思い出した。
「ブラジルとの差は?」
という質問に対して、
「正直それを今自分は、言語化できないのが事実」
「フィジカルやスピードといったあいまいな言葉、抽象的な言葉で終わらせるのはすごく簡単ですけど、自分の中ではもっと細かくしないといけないと思っている」
と答えた。
それを聴いた中村憲剛(元日本代表)さんは、
田中選手が言語化できなかったことを
「イメージの共有」と表現した。
選手のイメージの共有率の差が、
ブラジルとの差だと。
「イメージの共有」ができない要因として、
1.選手がイメージを持てない
2.イメージは描けるが、バラバラ。
日本は、どちらだろう?
イメージを描かせるものって何だ?
「夢(~したい)」である。
次にインプット力(視野の広さ、視点の多さ)。
情報を得てそれを処理する能力(思考力)。
これらがイメージを描かせる。
普段から、これらの脳のトレーニングをしなければ、
「イメージの共有」は、成し得ない。
思考力を鍛える手段には何がある?
「問い」
「問い」の重要性が、ここにある。
