選手の発言の重要性
私の自宅の前が中学校のため、
土曜日になると
部活動指導が私の視界に入ってくる。
昔と比べると、
指導者の「罵声」は、まったく無くなった。
聞こえてくるのは、
選手の形式的な掛け声と
指導者の「アドバイス」や「忠告」の言葉。
選手の自発的な声は、
「はい!」
「教えないスキル」の著者、
佐伯夕利子さんの言葉。
指導者がインプット(入力)ばかりさせ、
一方的に情報を与え、
それを正しく体現して返ってくる選手を
良しとし続けていては、
自分でものを考え判断する、
自立したフットボーラーにはならない。
ビジャレアルは選手に発言させる。
自分の考えを言語化し、
アウトプット(発言)することによって、
理解が深まる。
それが選手の知性(インテリジェンス)につながる。
選手に発言の機会を与えない指導って、
選手が知性を育む学習の
障害になっているのかもしれない。
スポーツ指導者の指導目的は、何?
