指導者の使命
ゴルフでのグリーン上での会話。
プレイヤー:「キャディさん、どっちに切れる?」
「どれくらい切れる?」
キャディ :「ジャストタッチで30cmくらい」
プレイヤー:「そんなに?」
「上り?下り?」
キャディ :「上りです」
プレイヤー:「わかった」
グリーン上でパットのラインを読むという作業は、
ゴルフの楽しみの1つだと思うのだが。
入ることによって
達成感や克服感が味わえる絶好の機会。
自分の目で見て歩き回って
決めたラインに打つ。
それが入れば最高に嬉しいし、
外れても経験値になる。
それをしないからいつまで経っても
パットが上達しない。
ゴールを自分で決めて、
そのために何をするかを考え、
最後に決断して打つ。
思い通りに打てない時もある。
思い通りに打てても
結果を得られない時もある。
その時、次の挑戦に向けて
課題を考えればいい。
この繰り返しがスポーツの楽しさ、
楽しむための基礎基本である。
できないのではない。
楽しみ方を知らないだけだと思う。
スポーツを体験してはきたが、
学習してきていないということ。
何の学習?
「スポーツの楽しみ方」である。
それを提供して
選手に体験してもらえるよう
支援するのが
指導者(コーチ)の使命の1つである